てげてげなるままに

俺様

●我道はただ一つ

ふと思い立ち、正確な住所がわからないまま、興味があるドイツ語学校へ行くためにStrassenbahn（路面電車）に乗り、乗換駅で路面電車を待っていました。

相方と鹿児島で路面電車に乗った時、「チンチン電車とも言うんだよ」と言ったら、それを気に入り使うようになりました。
路面電車の話が出た時は「日本ではチンチン電車と呼んでいる」とネタにしています。

以下、チンチン電車と書きます。

初めて行く場所でしたが、途中から道の真ん中に停留所がなく、バス停と同様歩道に停留所がありました。チンチン電車が来た時、車道を横切って電車まで行き乗るのです。
危ないなぁ、これって事故が起こらないのかな？と思いました。

私が知っている範囲では、道の真ん中を走るチンチン電車の停留所は、道の真ん中にあり、横断歩道と歩行者用信号があり、そこを渡って歩道に行くというものです。

私が乗る電車は２０分に１本の電車でした。待ち始めてすぐに対向車のチンチン電車が来ました。
おじいさんが降りてきました。
降り立った時、車がその男性の真ん前で止まりました。
男性は運転手を睨み何やら言っています。そして右手を振りました。
男性は車をバックさせ、男性が直進できるスペースを確保して、運転手を睨みながら歩道へと向かって行きました。

でも、男性の左手方向、車の前方に車はなくスペースがあります。そして後続車がありました。

ちょっと左に歩けばすむことやん！！わざわざ車をバックさせんでも・・・

その間に信号は赤になりましたが、その車は先頭車両にもかかわらず前進せずにその場で信号が青になるのを待っていました。
男性は時折車を睨みながら歩いていなくなりました。


しばらくすると、その男性が戻ってきて同じ電車を待っていました。
約15分後に電車は来ました。
男性は次の駅で降りました。
15分待ってたら歩いてとっくに着いてるやん！と心の中で突っ込みながら電車を降りた男性を見ていました。

今度は何事もなく歩道へ渡れました。

私は最寄り駅に着いたけど、学校を探せないまま諦めて元担任に会いに行きました。
縁がなかったということにして・・・